道の駅ハピネスふくえは、萩市から国道191号を北上していく途中にある、静かでのんびりとした雰囲気の道の駅です。

建物は大きなガラス張りで、どこか昔のイベント会場のような面影があり、初めて来たのになんとなく懐かしさを感じます。

中に入ると地元の野菜やお土産が並び、派手さはありませんが、地域に根付いた素朴な物産館という印象で、旅の途中に立ち寄るにはちょうど良い落ち着きがあります。
敷地内には、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産にもなっている、大板山たたら製鉄遺跡を紹介するコーナーもあります。
展示はコンパクトですが、ドライブのついでに歴史に触れられる貴重なスポットで、「たたら製鉄ってこういうものだったのか」と気軽に学べるのがいいところです。

駐車場の一角にはEV急速充電器があり、そのすぐ横に昔ながらの公衆電話ボックスが立っていて、令和と昭和が同居しているような光景がちょっとおもしろいです。

スマホ時代になっても、こういう電話ボックスがひっそり残っているのを見ると、なんだかほっとしてしまいます。
施設の横には「ハピネスふくえ」という食事処もあって、定食や麺類など、気取らないメニューが並んでいます。
地元の食堂のような雰囲気で、旅の途中に温かいものが食べたくなった時に頼りになる存在です。
観光地価格という感じではなく、落ち着いた値段なのもありがたいポイントです。

全体として派手さはない道の駅ですが、休憩・買い物・食事・歴史と、一通りそろっていて使いやすい場所です。
静かで落ち着いた時間が流れているので、気づけばのんびり過ごしてしまいました。
山陰のドライブでは、覚えておくと便利な道の駅だと思います。
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